2017年8月26日

母の日&父の日プレゼント ~コスパ重視PC組立記~

みなさま、ごきげんよう。
もう8月も終わりですが、今年は珍しく(というか初?)父の日に父にプレゼントをあげたので、母の日と併せてまとめてみようかなと思った次第でございます。

実家に住んでいる以上、日頃の感謝を伝えねばと思い、社会人になってから毎年母の日にはプレゼントを贈っています。
今年贈ったのはこれ↓



カーネーションのプリザーブドフラワーで、猫のオーナメントがついています。
毎年東急ハンズでカーネーション的なのを買っています。

収入も少ない穀潰しの親不孝者なので、せめてもの罪滅ぼしです。

さて、今年は父の日にもプレゼントを贈ることにしました。父親はあんまり尊敬していないので、今まで無視してきてやったんですが、父がWindows Vistaを使い続けているのを見かねたので、自作PCを父の日にプレゼントしてやろうと思います。

といってもお金がないので、コストパフォーマンスを重視した、各パーツの単価を抑えつつもそれなりの性能が出せるPCを組んでみることにしました。

ちなみに今使っているメインのPCも自分で組んだPCですが、それとは別に組む感じです。


余談ですが、Windows Vista好きでした。
なによりWindows XPからVistaに変えたとき、XPで使いづらかった部分が軒並み改善されていたので、OSの進化を感じましたし、実際使いやすいものでしたから。
しかしハードウェアでパフォーマンスが左右されしまうので「欠陥OS」や「未完成」との誹りを受ける憂き目に遭い、時代を先取りしすぎた結果と言えなくもないでしょうね(冗談)

ま、今はWindows10がかなり使いやすくて安定しているのでいいのですが、Windows7で使えていたソフトウェアやプラグインなどが使えないものもあるそうで、なかなか移行に二の足を踏んでいる人の気持ちがわからなくもないです。

でもVistaは2017年4月11日にサポート終了しているんだから早く買い換えましょう。

断片的で中途半端ですが、メインのPCの組立日誌はこちら↓




1.パーツ購入

さて、まずは買ったパーツの紹介です。




  • CPU



CPUはIntel Core i3-540をチョイス。
なんと7年前の第1世代CPUで、アーキテクチャはWestmere(コードネーム:Clarkdale)です。

なぜこんな骨董品を選んだのか自分でもわかりませんが、「せめてCore i3を」というネームバリューを意識した結果こうなってしまったと言えるでしょう。
第6世代SkylakeのCeleron G3900のほうが性能は上回っており、しかも価格もずっと安い。それだけに、あえて選ぶ理由は一切ありません。

特に第7世代Kaby LakeのCeleron G3930/3950では完全に水をあけられている。技術の進歩とは目覚ましいものです。

しかしこのときはまだ、この安易な選択が困難極まりない茨の道を歩むことになるとは知る由もなかったであった……。

まず直面している問題としては、ソケットがLGA1156なので、対応しているマザーボードを発掘しなければなりません。


  • マザーボード



型番は「H57H-AM2」という、よくわからないマザーボード。メーカーすらイマイチ判然としない怪しいバルク品を一応新品で購入。
少ない情報を漁ってみると、どうやらacerのOEM製品で、GIGABYTE製。ライバル会社同士のニコイチ製品といった感じでしょうか。
OEMではありますが、知名度の高いメーカーで一安心といったところ。

LGA1156対応のマザーボードで現実的な値段で買えるのがこれしかありませんでした。
PCI Expressだけでなく普通のPCIがついており、メモリスロットは4基あるが最大16GBまでしか載せられない。USBは2.0まで。しかしSATAⅡと背面USBコネクタがそれぞれ6個もついている。本当によくわからない変態マザーボードです。

その変態っぷりにさらに拍車をかけるかのごとく、なんと映像出力端子が1つもついていないではありませんか! HDMIはおろか、VGAアナログ端子すらない。一応マザーボード自体にハンダ付けをする端子はあるのですが、そこにコネクタが載っかっていないという感じです。
購入元に文句を言ったところ、返品orこのまま使うの2択だったので、仕方なくこのまま使うことを選びました。

グラフィックカードを挿せば問題ないとは思いますが、ドライバとかはどうなるのか。このあたり素人なのでよくわかりませんが、ま、なんとかなるでしょ。


  • グラフィックカード



新しく買うつもりはなく、今持ってるやつで済ませようと思っていました。
持っているのは、古いPCから取り外したGeForce7600GS。中古で買ったIO-DATAの6200A。ELSAのグラボも中古で買って持っていたのですが、あまりにも使い途がなくて処分してしまった後でした。
ケースの都合上スペースがなく、ロープロファイル対応のものでなくてはいけないので、IO-DATAの6200Aにしようと思ったのですが、PCI接続のグラボをまさかメインにするわけにもいかず、CPUは7年前の骨董品とはいえ、さすがにPCI-Expressで接続したいなと思い、新たに安物を購入。

msiのGT730ですが、ローエンドクラスの中のミッドレンジといった位置づけでしょうか。
コストパフォーマンスに優れており、ファンはついているもののかなり省エネだそうです。
というか、マザーボードに映像出力端子が一切ないので、映像さえ出せればぶっちゃけ何でもいい。


  • HDD



いつもの定番。WesternDigitalのBlue1TB、7200rpm、64GBキャッシュ。
これ以外選ぶ気はあまりしない。耐久性、信頼性、価格、文句なし。
最近でもないですが、WesternDigitalはSDカード界ではトップに君臨するSanDiskを買収したので時流の波に乗りに乗っていると思います。


  • メモリ

後述。


  • メディアドライブ



ASUSのめっちゃ安いやつ。今や有名メーカーとなったASUSのロゴが主張してかっこいいのに、安すぎるのがむしろ不安。
DVDドライブなんてもはや、使えりゃなんでもいい。メディアレスPCが主流の時代になりましたからねぇ。


  • ケース



KEIAN(恵安)のめっちゃ安いやつ。
300Wの電源が付属していますが、ファンは1つもついていません。
安いわりにUSB3.0がついていますが、怪しいマザーボードはUSB2.0までしか対応していません。残念。


  • ケースファン



最初、アルミのロゴがかっこいいENERMAXの80mmの1,600rpmファンを2個、吸気用と排気用に買いましたが、厚さが25mmで、マザーボードに干渉してしまったのでつけられず。
代わりにXINRUILIANのX-fan RDL8015Sを買いました。こちらは2,000rpmで21.6dB、当然ENERMAXの1,600rpmの15dBよりかは音がうるさいのかなと。
とはいえ20dBなんて相当静かなほうですよ。

ファンコネクタは大抵のmicroATXマザーボード同様に1個しかついていないので、複数個つけたい場合は電源から取るか、分岐ケーブルを買えば問題なし。
回転数をPC側で制御するためにも、分岐ケーブルにしよう。

ついでにSilverstoneのファンフィルターも購入しました。



さて、紆余曲折ありながらもパーツが揃ったので、次はいよいよ組み立てなのですが、ここで問題が1つ発生しました。
怪しいマザーボードにはI/Oパネルがついていません。怪しいので、ヤフオクとかで探してもありません。

どうしたものか……。
このままでは背面USBコネクタ側に穴が空いていてホコリの侵入を許してしまう。

DYI色の強い今回のPC。ならば、I/Oパネルも自作してしまえ!



2.I/Oパネルの自作

用意するもの
  • 牛乳パック
  • アルミテープ
  • ハサミ
  • カッター



牛乳パックは家にあったものを適用に用意。
アルミテープは100均でも売っていますが、なんとなく東急ハンズでちゃんとしたものを買いました。

参考にしたサイト

まずは寸法を測って下書きをします。
そしてカット。
何度も言いますが、映像出力端子が1つもついていないので実にシンプル。シンプルイズザベスト!



マニュアル等がないので、どんなにメジャーで測っても「大体」になってしまうのが痛恨の極みである。
でも合わせてみたら、なんとなくいけそうな気がします!




次にアルミテープを貼り、反対側から切り抜いたら完成!



合わせてみました。



まあ素晴らしい!
アルミテープをつや消しじゃなく、光沢を選んで正解でした。
ここだけやけに手作り感が際立ちますが、そもそもこのPCはプレゼント用なので、手作り感があるのもまた一興かと思います。

これでいよいよ、組み立てに入れます。



3.組み立て

次に組み立てます。
まずはマザーボードにCPUを装着。
ケースにネジ止めし、マザーボード、HDD、DVDドライブに配線。



背面配線も可能なので、そうしました。



うん、汚いですね。
それはともかく、この怪しいマザーボードはマニュアルは一切なく、サポートウェブサイトもないので、基盤のシルク印刷や、先人たちの知恵を借りてなんとか配線しました。

参考にしたサイト


さて、それでは準備が整いました。



いざ、電源オン!



OSはWindows7をまず入れてみることに。最終的に父の要望でWindows10にしましたが、まずはインストール……



ぎゃああああああああああああああああああ

なんてこった。ブルースクリーンですよ。

ここでみなさんお気づきかと思いますが、メモリを「後述」としたことに触れなければなりません。



4.メモリとの仁義なき戦い



まずパーツ紹介の一覧画像で、メモリが写っているのがおわかりかと思います。
最初に購入したメモリは、安定と信頼のトランセンドTS512MLK64W6H。ありがトランセンド。
今までは型番に周波数が入っていたのでスペックが一目でわかりやすかったのですが、最近のは型番からだと性能がわからないのが不便ですね。

気を付けたいのは、DDR3Lなので1.35VのLow Voltageタイプであることです。
トランセンドのウェブサイト上に記載されているスペックでは1.35Vと1.5V両対応ということなので大丈夫かとは思いますが、使えるかどうか自信が持てない。
しかも今回入手した怪しいマザーボードは1333/ 1066MHzのデュアルチャンネルしか対応していない。
このトランセンドのメモリは1600MHzなので、必然的にスペックが下げられてしまいますが、それも仕方ないでしょう。

しかし駄目っ……! メモリ非対応っ……! 案の定、またしてもブルースクリーンっ……!


CPUもさることながらマザーボードも相当の骨董品。第1世代のCoreプロセッサで、LGA1156ときたもんだ。なんせ情報が少なすぎます。

しかしそれでもこのメモリ問題を解決しなければ、納品することができません。製品の引き渡しができないのです。刻々と迫る父の日という納期。調べても調べても得られない回答。まさに茨の道を歩むかのごとくでした。

PCの知識がある人にとってはきっとものすごく単純なことなのでしょうね。
ある日、意外とあっさり答えが見つかりました。

第1世代のCPUは4Gbit DRAMに対応していないので、2Gbit DRAMしか対応していないのです。
つまり、メモリモジュールが片面の4GBメモリには対応していないので、4GB以上のメモリを挿すのであれば両面にメモリモジュールのある2Gbit DRAMを使用する必要があるのです。

それもそのはず、4Gbit DRAMが市場に登場したのは第1世代CPUが発売された後。対応していないのも当然ですね。

メモリモジュール1個につき128MBなのが2Gbit DRAMで、16個で4GB。1個512MBなのが4Gbit DRAMで、8個で4GBですね。
大変良い勉強になりました。

なので、メモリを買い直しました。



うんうん、両面にメモリモジュールがついている両面メモリだね。

こちらも信頼のあるTeamのメモリです。Teamのメモリは安定性で評価が高いですね。

これで無事に動きました。完成です。


参考にしたサイト




そんなこんなで苦心惨憺しましたが、無事に納期(父の日)に納品することができました。……って、業者か私は。
Windows10にしたので、最初は使い方にかなり戸惑っていたようですが、最近はサポートすることなく使っているようです。
感想としては、WindowsVistaのPCよりかなり早くなって非常に快適になったとのことです。よかったよかった。

毎年PC贈るわけにはいかないので、来年以降は何かアイデアがない限り無難なものになりそうですねぇ。

というわけで、自分にとっても勉強になったし、何よりPCをああでもないこうでもないと考えて組むのは非常に楽しい! まさにWin-Winな結果になりました。
それではごきげんよう。また会う日まで。

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